NOTES 何もない僕

ここでは、暗闇の中にある一点の小さな光を見つけようとする姿を表現していく。

商品の犠牲者

※詩の内容はフィクションであり、作者との直接な関係はありません。

 

彼は映像を見ている。
映像に映る行為を見て興奮を楽しんでいる。
そして溢れ出る声によってさらに興奮を高める。
その声は一見快楽に近いようなものに聞こえるが、
実はそれは偽りで、
とてつもない苦痛を強いられている。
彼の興奮のための奴隷とされたその声は、
彼を欲望の底へと誘う。
これは大きなビジネスだ。
そのために犠牲者が出る。
愛のないその行為は、犠牲者を生み出す。
彼が映像を見るたびにまた犠牲者が出る。
それは決して罪として認識されない。
何故なら、誰もが持つ欲望だからである。
でも、人々はその罪を償うことなく生きる。

 

* * 解説 * *

 ポルノ作品に対する捉え方、視点を変えて表現してみた。これに関しては敢えて語らないでおこう。