NOTES 何もない僕

ここでは、暗闇の中にある一点の小さな光を見つけようとする姿を表現していく。

Every Morning

※詩の内容はフィクションであり、作者との直接な関係はありません。

 

凍えた太陽の下で、
僕はアラームを遮る。
突き刺さるような胃の痛みと共に目を覚ますと、
目まいと頭痛との闘いが始まる。
枕には抜け落ちた大量の髪の毛。
また大きく歳を取った姿を
洗面所の鏡が映す。
歯ブラシを口にくわえ、
吐き気に耐えながら歯を磨く。
そして僕は音楽を流す。
ロックンロールで気持ちを持ち上げる。
栄養ドリンク剤と
幾つもの処方箋で今日を生き延びようとする。
詰め込むだけの飯を食べて、
着慣れない仕事着を着て、
外へ繰り出す。
しかし、中々出発できない。
閉めたはずのドアを何度も確認してしまう。
数メートル歩くとしっかり閉めたか不安になり、
何度も家に戻ってきてしまう。
そしてガチャガチャとドアを閉めたか確認する。
まるで焦っているようだ。
ふと気づくと時間は迫ってきている。
急いで駅に向かい通勤電車に乗る。
今日も一日が始まる。
どんな一日になるのだろう。

 

* * 解説 * *

 朝っていうのは闘いみたいなもので、調子を整えるために相当な時間を消費する。慌ただしい中での一日の始まりは不幸を感じさせる。忙しさの中の自分を好きになれたら、きっと朝を迎えることの嬉しさを感じるかもしれない。