NOTES 何もない僕

ここでは、暗闇の中にある一点の小さな光を見つけようとする姿を表現していく。

Highly Sensitive

彼女は焦りを募らせ戸惑っていた。
また人の目を見て気にして自己否定を繰り返す。
場の空気を読み過ぎて孤独になる。
誰もが心を解ってくれないのではないか。
そんな不信感だけが彼女の心を狂わせていた。
そして人間関係に対する恐怖感も
彼女を苦しめていた。
高ぶった神経は休む事を知らずに
ただ心を消費していく。
他人が悲しむ素顔を見ると
自分も悲しんでしまう。
それは他人との共鳴ではなく同化であり、
それ程まで他人に影響を受ける。
頭痛が膨れ上がる様にして目眩がする。
誰よりも精神は疲れていた。
しかし大した働きはしていない。
にも関わらず疲れてしまう。
またそれで自己険悪に陥る。
だけど、彼女は人々への優しさは忘れない。
思いやり、心を閉ざしながらでも
愛を与える姿は贖罪の如く人々を支えている。
それが誰にも気付かれなくても…。


* * 解説 * *
 この詩は、HSP(Highly Sensitive Person)って言う性格の人の気持ちの一部を表現したもの。HSPとは「繊細で敏感な人」っていう「性格」の事で、病気ではない。そういう人は世界の20%はいるのだという。HSPという言葉が出来たのはつい最近だから、日本の医療機関HSPの言葉を知らない所は多いと思う。このHSPについてもっと研究すべきだ思うんだけどね。
 HSPはとっても優しいんだ。だけど傷つきやすい。繊細だからね。細かい環境の変化に気づくことができ、相手の思っている事を想像して思いやる力を持っている。だからそういう人をみんなが認知し、HSPがもっと生きやすい社会を作れば、きっともっと住みやすい社会になると思うんだけどね。