NOTES 何もない僕

ここでは、暗闇の中にある一点の小さな光を見つけようとする姿を表現していく。

受け継がれる優しさ無しの厳しさ

心の分かり合えない関係の中で、

自分を演じる事すら出来なくなる程

心の蟠りは膨れ上がっている。

他人の心が怖かった。

どう変動するのか解らない。

ただ自我のままの矛盾ばかりで、

罵声を浴びせられる心の痛みが

当たり前の様に受け継がれ、

当たり前の様に繰り返される。

何時の日か自分も覚醒するのだろう。

優しさに変える術も無く…。

 

* * 解説 * *
 この詩は、厳しさを憎しみとして捉え、その中で育まれる悲しみを描いたもの。
 厳しさが当たり前だって言うと、優しさって失われてしまうんだよね。それをどれ程の人が認識しているのかってよく疑問に思う。厳しさの中に優しさがあるよ、だったら分かるけど、ただ無闇に厳しさがあっても「厳しさ」としての意味は悪い方向にいく。その「厳しさ」を何かの良い方向に転換出来る、言わばそれを燃やすエネルギーみたいな「理由」があれば良いんだけどね。それが無い中で「優しさ」は育まれるのかって。そのままだと何も変わらないよ、と。「厳しさ」は受け継がれていくんだよね。「優しさ」も受け継がれていく。だから、両方とも受け継ぐ様にしていかないと、何時の日か人の心は壊れる。ストレス社会って「優しさ無しの厳しさ」が受け継がれてしまっている証拠なんじゃないかな。