NOTES 何もない僕

ここでは、暗闇の中にある一点の小さな光を見つけようとする姿を表現していく。

運命

僕達は生かされている。

例え魂が身体から出ていこうとしても、

身体はそれを拒む。

それが身体の痛みなんだ。 

そして、魂は身体に反発する。

それが心の痛みなんだ。

だけど、産まれようと決めたのは魂ではない。

魂がその身体に宿らされたんだ。

誰のせいでもないんだ。

でも、身体は魂無しでは動けない。

身体と魂が合体して、

初めて僕として産まされた。

それが運命という罪ならば、

それを償う様に生きていかなければならない。


* * 解説 * *
 ある日、疲れ果ててベッドに倒れていたら、ある体験をしてね。急に身体が軽くなって、何か上に浮く様に感じたんだよ。身体が浮くっていうより、まるで魂が身体から出ていく様な感じがしたんだよね。でも、ある一定の高さになると、身体が悲鳴をあげる様にして痛みを感じさせるんだよ。そうすると、そこの高さで止まって、また元の位置に降りていくっていう。もしかしたら、魂が身体から出て行こうとしたんじゃないかなって思って、今回そこから思った事を詩にしてみたんだよね。
 産まれたいという欲望は存在しないと思う。産まされたっていう表現の方が正しいと僕は思う。産まれて生きていく中で、「生きたい」と「生きたくない」という欲望が出てくるわけであって、「生きたい」という欲望は最初から存在しない。それは様々な愛によって育まれるものなんだよね。もちろん、生まれなかったら存在しないものなんだけど。